いい釣りするとキョロキョロ

いい魚を釣ると周囲をキョロキョロするのは、釣り師に万国共通の習性ではないだろうか。さっき樋口明雄さんと電話で話していて、そういう話で盛り上がった。「おれなんか誰もいない山奥でもキョロキョロするもん。どうだ!って」と、樋口さんは必要以上に喜んでいた。そういえば樋口さんはかつて実話怪談の編集で一世を風靡し、今も時折ホラー小説を手がけている。まさか普通のひとには見えていないものが見えるとか。

ということで昨日の釣りもよかった。写真でキョロキョロ。

とろっとした流れはなかなか難しい。
とろっとした流れはなかなか難しい。
こんな太いのにはなかなかお目にかかれない。
こんな太いのにはなかなかお目にかかれない。
フライはさっき仕事場で巻いてきた。小さい魚は釣りたくないので18番。
フライはさっき仕事場で巻いてきた。小さい魚は釣りたくないので18番。
ほれぼれと眺めていたら
しばし見ほれる。そっち側も見せてとひっくり返そうとしたら
跳んで跳ねて川に帰っていった。
跳んで跳ねて川に帰っていった。
目の前にシカの鼻息〈アウトドアエッセイ〉|樋口明雄著
目の前にシカの鼻息〈アウトドアエッセイ〉|樋口明雄著