特定外来生物の2次指定について検討した、第4回特定外来生物等分類群専門家グループ会合(魚類グループ)の議事録(7/13開催)が、環境省のウェブで公開されました。たった2時間半のテープを起こすのに何日かかってるんですか。テープ起こし会社なら鼻歌交じりで翌日にあげてくれる仕事です。流行りの民間委託をおすすめします。
【櫻井委員】 慎重に考えなくちゃいけないとは思いますけれども、最終的には指定するか指定しないかに分かれるわけですよね。特に問題になるのは、要は産業との兼ね合いが、ブラックバスのときもかなり問題になったと思うんですけれども。例えばある地域では定着していないから当然飼っていてもいいけれども、ある地域は被害が大きいからやめましょうというような生物はいっぱいいますので。それをカバーするのは、この法律の構造的には無理ですよね。違うんでしょうか。
これはブラウントラウトの2次指定に関する櫻井博委員(葛西臨海水族園飼育係長)の発言。生物は地域ごとでの利用実態が異なる、外来生物法は地域ごとの施行に対応できていない欠陥がある、だから全国一律で特定外来生物に指定してしまうしかない、という理不尽大王もびっくりの論法です。
http://www.env.go.jp/nature/intro/sentei/fin04/indexb.html