ここにきて何人かの方から、「さいきんの『フライの雑誌』は

なんだか雰囲気がいい。」というようなことを言われた。

後頭部のかたちは自分では見えないので、なにがどうしてどうだから「雰囲気がいい」のか分からない。さらには「さいきんの」というのがいつ頃からなのかがとっても気になる。しかしふだん2メートル下の川底でごそごそ活動している這いずり型の編集者には、本当にありがたいお声がけだ。

言われてみれば、このところ一般の書店売りの実売部数が増えている気がする。いや、たしかに増えているのだ。今号はどんな評価をいただけるのだろう。

いろんなことに正直な雑誌、『フライの雑誌』最新第85号が完成しました。本日から発送を開始します。特集は「尺をめぐる冒険」。売り切れないうちにどうぞ。