このところの色々を写真で紹介。その2 Post:2016/12/272016/12/27 ひきつづき、あちらへうろうろ、こちらへうろうろ。 「抽選が今日までなの。よろしく。」という閣下の指令で、冬休みの厨坊とガラポンにやって来た。わたしは世の中でいやなことは多い。中でも行列に並ぶのはとてもいやなのだが閣下の指令なら喜んで。30分も待ってようやくうちらの番。前のおばさんがガラポン120回らしく、抽選器をグルングルンとぶん回している。あなたいったいいくら買ったんです。うちの買い物はしょぼいので、たった5回しか回せない。その5回のうち、最初の4回で参加賞のひとつ上のオレンジ色の4等玉を連続して出した。厨坊「すごいよ、4回連続だよ。参加賞じゃないんだよ。」と喜ぶ。そういう低いレベルで満足する人生を歩いてほしくないものだな。4等の景品「グラノーラ」というのを4袋もらった。ガラポンのお姉さんに「大豆味と抹茶味どちらがいいですか。」と聞かれて、厨坊はすかさず「大豆で。」と答えていた。袋には(試供品)と書いてあった。 阿佐谷パールセンターをブラブラ。この日はクリスマスで商店街のお祭りらしく、大道芸人さんが何人もいらっしゃった。写真のパントマイムの方は、この姿勢からゆっくりゆっくり、体の各部をごくごく少しずつ動かして、カタツムリが這うくらいの速度で、前方へ歩いていた。こういうの大好きだ。脇でずっと見ていたら急にふつうに動き始め、手に提げたスーツケースを中心にしてグルグル回る「スーツケース重くて動かないよう」芸をはじめてくれた。厨坊を手招きしてスーツケース持たせたら羽のように軽い。でもパントマイム・アーティストがおなじことをすると、スーツケースが空中にとどまって1ミリも動かない。すんげえ面白い。日野にはこういう文化的な催しはない。フライの雑誌社も加入している日野市商工会にはがんばってほしい。 『Backcasts』の翻訳と編集をしてくださった北大の白岩孝行さんがNHKの〈視点・論点〉にご出演するために東京へいらっしゃった。が、大雪で帰りの飛行機が飛ばない。飛行機待ちの間、厨坊連れですが、と断って阿佐谷の金魚釣りにお誘いしたら、わざわざ来てくださった。池の端で、白岩さんとはずっと前からの知り合いのように、次から次へと話題が途切れなかった。あのまま永遠に話し続けられた気がする。今年のさいごにお会いできて本当によかった。おつきあいありがとうございました。 冬の金魚釣りはシブい。わたしはぺらぺらと喋りながら実はけっこう真剣に釣っていた。途中から白岩さんもマジ釣りになった。人間関係をフラットにしてくれるのが釣りのいいところだ。ぜひまた金魚釣りに来てください。写真はここでは初めて釣ったドンコみたいなの。 白岩さんたちとお別れして、さいきんお気に入りのBnei Coffee (ブネイコーヒー)さんで厨坊とお茶。パウンドケーキ美味しい。『不屈の棋士』(大川慎太郎著)と『日本史のなぞ』(大澤真幸著)を読む。 18時の吐夢待ちで入店。あとから閣下も合流。三人でカウンターに並んで焼きビーフンをいただく。吐夢をファミレス化してしまった。早い時間なので許してください。「ぜーんぜんオッケーよ。」と和子さん。吐夢がなくなるのはつらい。 おかげさまで好評です。 『フライの雑誌』第110号|特集◎ベストなベスト 理想のフライベストとその中身 The Best of FLY VEST こちらの[2017『フライの雑誌』オリジナル・カレンダー]は第110号からの新しい定期購読の方へ差し上げます。第110号に同封してお贈りします。よく釣れます。※のこり3部です。