ころばぬ先のフライロッド。 Post:2014/12/22014/12/2 頭が動かないときは身体を動かす。典型的な冬型気圧配置で猛烈な風が吹き荒れている午前中、河原へキャスティングの一人遊びに出かけた。 この竹竿には1番/2番/3番しか乗せたことがなかった。強烈な風が吹き荒れている今日、試しに4番を乗せてみたら、シマザキ・キャスト Shimazaki Cast(の物まね)でなら4番ラインでも十分行けることが分かった。わたしの腕も上がったのかもしれない(むふ)。4番を乗せた後で3番を乗せたら、風はあいかわらず強いのに4番よりずっと楽に運べた。深い。風が強いときは軽いラインをゆっくり振るというフライキャスティングの中級セオリーを、今日の河原ではじめて実感的に吞み込めたかもしれない。フライロッドを最初に触ったのは中学生のときだから、今日まで30年かかった。遅いよ。身体が動かないときは頭を動かす。頭が動かないときは身体を動かす。ばかとフライロッドは使いよう。 ばかは歩けば人生でころぶ。ころばぬ先のフライロッド。わたしのフラット・グリップも年季が入ってきた。 第100号記念号特集◎フラット・グリップ・レボリューション Flat Grip Revolution 島崎憲司郎|書店取次の地方・小出版流通センターさんから、「葛西善蔵と釣りがしたい」「魔魚狩り ブラックバスはなぜ殺されるのか」「宇奈月小学校フライ教室日記」「淡水魚の放射能 川と湖の魚たちにいま何が起きているのか」、本誌バックナンバーの濃いところを大量注文(当社比)いただいた。 第101号 特集◎バンブーロッドのキャスティング