ぞっとするようなわたしの人生です。

こころが落ち着かない。いらつく。こんなときは川へ行くにかぎる。一昨日まで降りつづいていた雨で、川はまだだいぶ増水している。岸際の緩流を釣ろう。フライロッドの細いティップをすーっと、空へ向けて動かす。一番のフライラインが落ちそうで落ちない、その軌跡を目で追うだけで、ざらついていたこころが洗われてゆく。魚は釣れても釣れなくてもいい。
こころが落ち着かない。いらつく。こんなときは川へ行くにかぎる。一昨日まで降りつづいていた雨で、まだだいぶ増水している。岸際の緩流を釣ろう。フライロッドの細いティップを空へ向けて、すーっと動かす。一番のフライラインが落ちそうで落ちない、その軌跡を目で追うだけで、ざらついていたこころが洗われてゆく。魚は釣れても釣れなくてもいい。
やっぱり釣れた方がいいな。
やっぱり釣れた方がいいな。
釣れたハヤを見つめる。もし釣りをしていなかったらと思うと、ぞっとするような、わたしの人生です。
釣れたハヤを見つめる。もし釣りをしていなかったらと思うと、ぞっとするようなわたしの人生です。
ハヤへの愛に満ちた新刊といえば、『葛西善蔵と釣りがしたい』SBN 978-4-939003-55-4 B6判 184ページ / 本体1,500円+税 2013年6月10日発行
ハヤへの愛に満ちた新刊といえば、『葛西善蔵と釣りがしたい』SBN 978-4-939003-55-4
B6判 184ページ / 本体1,500円+税
2013年6月10日発行