Fishing with a Paul H. Young Martha-Marie rod named for her.
Martha Marie Young, Paul Youngの奥さんです。フランス生まれで19歳のときにPaulに嫁ぎ、最初はカナダで牧場をやっていたそうです。Young家の何十枚もの写真と、いろいろな記事や手紙があります。またYoung家と親交のあったJohn Voelker(判事であり、作家としても著名)の写真や手紙もあります。
(「シェフのフライロッドの世界」さんから)
よく知られているように[マーサ・マリー]はポール・H・ヤング氏の名作フライロッドの名前でもあります。『フライの雑誌』第82号の「特集◎グリップに注目する」でもとりあげました。自分のつくったフライロッドに自分の奥さんの名前をつけちゃうヤングさんは、色々な意味ですごいと言わざるを得ません。
スプリットケーンのバンブーロッドがこの世に誕生してからたかだか200年足らず。地球の歴史からみれば、ほんのまばたきほどの時間です。けれどバンブーロッドに関わった人間の歴史が加わると、とたんに宇宙の悠久をも凌駕するような奥行きと深みが生まれます。
そんなちいさなまばたきを積み重ねてきた幾多の人間の肌の温もりもまた、バンブーロッドの魅力です。
上記中で紹介されているJohn Voelker氏については、作家Kathy Scottさんが「Trout Magic: The Judge’s Bamboo(裁判官のバンブーロッド)」という趣きぶかいエッセイを書かれています。小社近刊の『バンブーロッド教書』に収録します。
『バンブーロッド教書』は年内刊行予定です。