すべて商売は旗を掲げて需要があれば目先の商いは成立する。
ただ日本国内でその商売が持続していくための様々な背景がまったく現実に即していないのに、そのことに目をつむったまま当事者のイメージだけが先走っている、あだ花のような商売もある。
たとえばフィッシングガイドとか。
その成立を否定しているのではなくて、いまの状況でこの先も商いを続けることに不安はないか。商売でガイドを名乗るなら一般の釣り人よりもはるかに日本の釣りの状況にくわしいはずだ。日本の釣りを知っていればいるほど、自分の先行きの不透明さがつのるのではないか。大きなお世話だと言われればそれまでだけれど。
日本におけるフィッシングガイド業については機会があれば誌面でとりあげたい。