どうせ死んでしまう

読者諸賢は、「あなたは、なぜ自殺しないで今日も生きているのか」と問うたら、まともに答えられるだろうか。いかなる答えを提起しても、それが明確な回答であればあるほど、嘘くささが残るのではないだろうか。(『どうせ死んでしまう』20頁・中島義道/角川書店

こちらも途中まで読んでしばらく放っておいた一冊を一気に読了。「学生たちよ、真剣にぐれよ!」、「ショボンとした祖国でいい」の稿にとりわけ読書の喜びを感じました。来週は東北だし来月は北海道遠征なのでとりあえず私は自殺しません。釣り師にとっての人生の目的は「これまで経験したことのない程のいい釣りをこの次こそはできるかも」なのです。