なんて美しいんでしょう

編集部のピンポンが鳴ったんで出たら、へんな仮装した知り合いの子どもらがニヤニヤしながら玄関にたむろしてた。ああ、あれね、とは気付いたがなんて言ったらいいのか分からず「どうも。お疲れさまでございます。」とかおれバカか。

103号の入稿が終わったので、今日も今日とて川をふらふらした。 正確に言うと、入稿が終わったからふらふらしたのではなくて、ふだんからわりとふらふらしているかもしれない。

釣りの帰り、地元の住宅街をフライロッド持ってウェーダー姿で歩いていたら、幼い子どもらにだいたい二度見されて、恥ずかしかった。

こっちにはもう魚いない。
こっちにはもう魚いない。
ダウン気味に上流へリーチをかけて、フライからプレゼント。逆ループならなおよし。着水で出なかったら20㎝くらいドリフト、小さくメンディング、ドリフト、小さくメンディングで流す。リーダーグリースかました#22のフライと8Xティペットは水面に絡みつつ流れるので、フライそのものが見えなくても全然問題ない。魚が出れば分かる。あわてずさわがず、ラインを張ってあわせる。メンディングのときにかかってることもある。この釣り方ならハヤがかわいそうなトビウオになることもない。
右岸に立っている。バックハンドで上流へリーチをかけて、ダウン気味にフライからプレゼント。逆ループキャストなら順手で大丈夫。着水直後に出なかったら30㎝くらいドリフト、小さくメンディング、ドリフト、小さくメンディングで流していく。リーダーグリースかました#24/TMC206BLのオポッサムボディのフライと8Xティペットは水面に絡みつつ流れているので、フライそのものが見えなくても全然問題ない。魚が出れば水面が揺れたり姿が見えるから分かる。あわてずさわがず、ラインを張ってあわせる。メンディングのときにかかってることもある。この釣り方ならハヤが気の毒なトビウオになることもない。ティップの先端まで神経がつながっていてかつ3番のラインが胴に乗り、グリップの中までぐっと曲ってくれる竿がいい。
きれいだ。
きれいだ。

なんてうつくしいんだ。
なんてうつくしいんだ。

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次号103号に島崎憲司郎さんが寄稿してくれたマシュマロ・スタイルの新パターンを巻いてみた。これぜったい効く。クロスオーストリッチに次いで『フライの雑誌』発信の新スタンダードフライになると思う。手前は服部名人から直接手渡していただいた由緒正しいバイス。ミッジフックとか超挟みづらいけどがまんする。
次号103号に島崎憲司郎さんが寄稿してくれたマシュマロ・スタイルの新パターンを巻いてみた。これ日本の渓流にぜったいいい。タイイングはエルクヘアカディスよりかんたん。クロスオーストリッチに次いで『フライの雑誌』発信の新スタンダードフライになると思う。手前は服部名人から直接手渡していただいた由緒正しいバイス。ミッジフックとか超挟みづらいけどがまんする。