やっぱりクロスオーストリッチ

なにを今さらですが、雑誌の企画でずっと悩んでいたんだけど、自分にしかできない企画、『フライの雑誌』だけしか載せられない記事はなんだろう、という原点に立ち戻って、もやもやが晴れた。

最初からとっととやりゃいいのに、さんざん寄り道・脇道・迷い道するまでは原点戻れないという、思いきりと要領の悪さで多方面へご迷惑をかけております。でももう大丈夫。あとは走るだけです。

それからカブラー斉藤氏とはまだ連絡がつきません。次号は連載落ちるかも。

うちから40分の管理釣り場へ。答えはいつでも釣り場にある。
この日もフライは色々試したが、なんだかんだ言って、一番安定してよく釣れるのはやっぱりクロスオーストリッチ。今はすっかり定番フライとなったクロスオーストリッチを桐生の島崎憲司郎さんのところから引っ張り出して、初めて世の中に出したのは、『フライの雑誌』の第89号第90号。クロスオーストリッチを「発見」したのは2010年代の『フライの雑誌』のお手柄だ。世の中の役に立った。
背中は地元の厨坊。キャスティングが今いち。「フライフィッシングは10秒で腕が分かる。精進しなさい。」と教育的指導。この厨坊はとりあえずよく釣る。昨夜自分で巻いたクロスオーストリッチで、最初から最後まで通して、バンバン釣っていた。釣れるフライしか使いたくないよと言う。子どもは正直だ。
『フライの雑誌』89号(2010)
『フライの雑誌』90号(2010)
『フライの雑誌』第110号(2016)
重版 山と河が僕の仕事場|頼りない職業猟師+西洋毛鉤釣り職人ができるまでとこれから(牧浩之著)
新刊 『山と河が僕の仕事場2 みんなを笑顔にする仕事』(牧浩之著)