ゲラ待つあいだに銀バヤを

今日は東京印書館のSさんが樋口明雄さんの単行本『目の前にシカの鼻息』のゲラ刷りを持ってきてくれる日だ(遠くまでごめんなさい)。到着まで間があったから、すこしだけ川に行ってきた。

毛ばりはクロスオーストリッチ#20のオリーブ色を枝ばりで2本づけ。あいだを広めにあけるといいみたい。

ひざ下くらいのゆるい瀬から、たくさんのかわいいアタリをうけとった。まるでぼくを待っていたかのような。

こころにキズがあるわけではないのに、川に行くと目の奥があたたかくなってじんわりといやされる。

こころにキズがあるというのか。