好評新刊『バンブーロッド教書』訳著者の永野竜樹さんによる、羽舟(うしゅう)竿レビューです。
作者のバンブーロッド・ビルダー中村羽舟さんには、本誌にもたびたびご登場いただいています。羽舟さんと島崎憲司郎さんとのふかいつながりは、本誌読者ならご存じのところでしょう。
…投げ心地は今までに全く経験したことのない感覚。ソリッドなトンキンでもマダケでもありません。あるいはホローのトンキンやマダケでもありません。でも投げるほどに芯のしっかりとした強さと躍動感が出ます。しかしロッドは掌に吸い付いているのです。…
…羽舟さん83歳の「如意モデル」です。この落ち着き、エレガントさ、そして動き出したときの躍動感と力強さ。
人生の楽しみはこれからだぞ!
フライロッドをソムリエのように語る仕事があってもいいじゃないか、とは本誌第85号での、宮坂雅木さんからのご提案でした。
> 竿をつくるしごと。「ロッド・ソムリエ」の提案 宮坂雅木/編集部
まさにソムリエそのもののような、バンブーロッドへの愛にみちあふれた永野さんの文章は『バンブーロッド教書』で愉しめます。まずはリンク先〈シェフのフライロッドの世界〉をどうぞ。