バチ抜けと乙葉について考える

昨日は午後五時に仙川を出て山手線某駅まで約40分、そこから20分の歩きでバチ抜けポイントに到着しました。前回ボウズを食らった場所はやはり生命反応が皆無で、さらに10分歩いた奥の浅場に移動したところ、夕闇が濃くなるのを待っていたかのように、ライズが始まりました。ライズの付近にフライを泳がせると、もうバッシバシ出てくる。


しかし釣れず。出るけどのらない地獄です。ああ。ポツポツ雨粒も落ちてきました。雨具もってない。時折雨足が強くなると一気にライズも増えるので帰るに帰れず、大きく合わせたり遅く合わせたり小さく合わせたり空合わせしてみたりで、イライラしながら5時間。全身ズブ濡れになりましたが一匹もフッキングできません。おおお。
帰り際に冷静になって外灯の下で海面をよくよく見ると、全長3センチくらいのバチがものすごいスピードで泳いでいます。私がもっとも信念をこめて使っていたのは#2のロングシャンク+長ーいテール付きの全長10センチ超はあるデカフライでしたが、途中で#10も使っているので、ここは釣れていてしかるべきでしょう。
乙葉がマシューときっちり手続きを踏むのに竹内結子が歌舞伎役者とできちゃった婚することにも明らかなように、世の中は不思議なことだらけです。『フライの雑誌』第64号「マッチ・ザ・バッチ」を読み返しました。ああ、入れ食いしたい。