パブコメ10万件

●特定外来生物被害防止法(外来種新法)でのパブリックコメントが10万件を突破したことが明らかになりました。一部の釣りメディアは今回のパブコメにあたり「10万件以上」を当面の目標に据えて自社媒体を活用し、釣り業界史上初めてといえる、募集キャンペーンを展開しました。その目標はとりあえず達成されたことになります。今回、インターネット上において、既存の媒体、企業体からの呼びかけとは別に、バサーを中心とする釣り人各個人が初めて自発的な意見発信と情報交換を活発かつ重層的に行ったこと、そしてそれが爆発的な広がりを見せたことは注目に値します。
●外来種問題はすでにポリティカルな位相に移行していることは明らかです。日本の釣り人は否応なしに政治的な力関係に巻き込まれ、それに反発することにより、今回初めて自らの脆弱極まる立ち位置を自覚させられたと言えます。釣りと政治はまったくなじみません。しかしながら、黙っていれば生きる糧としての釣りができなくなることも、今回釣り人は知りました。パンドラの筺は開けられてしまったのかも知れません。後年、日本の釣りを社会学的に俯瞰したときに、外来種問題はひとつの転換点として語られるのではないでしょうか。

One comment on “パブコメ10万件

  1. 特定外来生物、意見募集に10万通 オオクチバスで

     外来生物法で規制する特定外来生物の選定について、環境省が実施した一般の意見募集(パブリックコメント)に、2月3日から2日のしめきりまでの1カ月間に過去最多の約10万1000通が寄せられた。一部、郵送の未回収分があり、数はさらに増えるとみられる。小池

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