マグロより原発|大間原発の審査申請

選挙で勝ったらさっそく来た。

大間原発の審査申請=建設中、フルMOXで初-電源開発

電源開発は16日、建設中の大間原発(青森県大間町、出力138万キロワット)について、運転開始の前提となる新規制基準の適合性審査を原子力規制委員会に申請した。昨年7月に新基準が施行されて以降、建設中の原発の申請は初めて。同社は2021年度中の運転開始を目指している。(時事通信)

大間原発の建設は粛々と進行中。7年後の青森県大間町は、「マグロの大間」ではなくて、「原発の大間」になっているのだろうか。原発から出る温廃水の中を「大間のマグロ」が泳ぐのだろうか。

>「大間のマグロ漁師は原発建設に賛成なんですか?」

庶民の味方、Yahoo!知恵袋にこんな質問があった。

回答はこちら

青森県民や北海道民なら、まだしも、
関係ないなら黙ってれば

どこの地域でもそうだが、地元の人間が反対をいうのは困難ですよ。例えば、あなたが問題にする「マグロが……」なんて言おうものなら「自分たちさえ良ければよいのか」と言われてしまうしね。

青森県は全国一原発マネーに頼っている県なんです! 建設途中とは言え、町民の大半、町長や議員たちも、福島原発事故後は反対に回りましたが、国と県から脅迫とも取れる圧力があり、賛成せざるを得ない状況です!

大間のマグロの現状については、講談社ノンフィクション雑誌『G2』vol.15掲載、「大間マグロの正体」(中原一歩)がとてもくわしく興味深い。大間原発にも触れられている。

…町の中心部から大間原発までは直線距離で四キロ。町中から原子炉建屋の一部をはっきり目視できる。原発はマグロ漁と並ぶ大間町の基幹産業なのであるが、この町が配布している観光地図にはその存在は明記されていない。

第三回「原発という基幹産業」から

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大間マグロの正体 前編(中原一歩)
大間マグロの正体 前編(中原一歩)