フライタイイングのマテリアル説明を「レシピ recipe」と呼ぶのが最近は主流みたいだが、おっさんなわたしには「ドレッシング dressing」の方がしっくり来る。だから寄稿者さんへ依頼する時もあえて「フライのドレッシングを書いてください。」と言う。
先様が「レシピも書きますか?」と言ってきてくれたら、「ええ、ドレッシングもお願いします。」とわざわざ言い直したりする。ドレッシングの方がなんかきれいじゃん。ごめんねめんどくさくて。
この〈レシピとドレッシング〉問題は、〈「フライで釣る人」のことを何と呼ぶか〉とも関連する。子どもの頃に国分寺系の『フライマンの世界』で育った釣り師は、まず間違いなく〈フライマン&ドレッシング〉組で決まりじゃないかと思うわけですが、どうですかお客さん。
『フライの雑誌』次号108号の編集の真っ最中で脳内が迷走気味です。多少コンフューズしているくらいの方がいい本になると思います。
次号も期待してください。