八王子市にある多摩地区唯一のと畜場が3月末で閉鎖。ここではTOKYO Xというブランドものの東京地産ブタを解体していた。京八駅前にある行きつけの呑みやさんは「物を見て仕入れられなくなるのは納得いかない」ということで、4月からTOKYO Xの扱いを中止。昨夜最後の晩餐に行ってXのレバ刺したんまり食べてきた。
さて今日から牛のレバ刺しがご禁制品に。レバ刺しにケチつけたり、ささやかな釣りの楽しみを奪ったり、ほかにもっと終末的にヤバいものあるだろうに、いつの時代もお国がいじめるのは弱い相手ばかりだ。
長年やりたい放題してきた薬害だとか年金だとかの身から出た錆で、もはや風前の灯だった厚労省の力がこんなに強くなるとは、原発事故までは予測できなかった。厚労省にとってはカミカゼ吹いた。(たぶん一部の官僚と政治家は半分マジでそう思ってる)
とりあえずと畜がらみで本の紹介。下の本は出た直後に読んだんだけど、むちゃくちゃおすすめです。色んな人にすすめて皆さん絶賛してくれた。文章にイラストに才能あふれる著者内澤さんの新刊『飼い喰い―三匹の豚とわたし』も出たばかり。「自分で育てた豚を自分で食べたい」というお話。こちらは未読。こっちもすごそう。