去年、今年と中禅寺湖が普通に釣れていることに驚く。「釣れない湖」として有名で、ワンシーズン通ってアタリ一発で喜んでいたころからは、想像もつかない。
日本のマス釣りにおけるキャッチ・アンド・リリースの効果、および歴史については、第95号(2011年12月発行)で少し触れた。(「この20年間で日本のマス釣り場はどう変わったか」P20-P23)
いま中禅寺湖が釣れているのは、東京電力福島第一原発事故による放射能汚染の被害により、釣った魚を持ち帰りできなくなっている影響が、かなりあると思っている。
もちろんそんな経緯をよろこぶことはできないが、釣れればうれしい。
(写真は以前のもの。今年はまだ行けていないんだ!)