以前〝10人に聞きました〟というシリーズがあった。13年前のこの号で、「過剰な場所取りにはどのように対応すればいいのですか?」というテーマで、山城良介、米田賢治、里見栄正、西山徹、渡辺貴哉、白石健一、岩井渓一郎、清水一郎、杉坂隆久、川野信之の各氏に取材した。
「脚立を湖のフライフィッシングに利用するアイデアを考えたのはうちらの仲間だ」とかたる人もいれば、「そんなとこ行かなきゃいいじゃん」と興味ない人、「脚立を入れると魚が遠くに逃げるから絶対反対」とこぶしを握る人、「場所取りなんて哀しいネ…」と伏し目がちになる人もいて、面白かった。
で、昨日の中禅寺湖の脚立率は、ザッと見たところ50%くらいだったかな。
胸まで浸かってオーバーヘッドでがんばってる人、人気ポイントを避けて膝下ウェーディングでしずかに釣ってる人、脚立に乗ってダブルスペイでウキを40ヤードくらい放り投げてる全身英国風の人もいて、面白かった。