北海道の「指定外来種」第一次候補からニジマスが外れた。ニジマス資料まとめ

道は26日の外来種対策検討委員会で、生態系保護のために、自然界へ放つことなどを禁じる「指定外来種」の第1次候補として、チョウセンシマリスやアメリカザリガニなど12種を示した。地域が観光資源として活用しているニジマスとカブトムシ、ゲンジボタルの3種は除外した。
北海道新聞 05/27 06:30

今回示された指定外来種第一次候補は、哺乳類:イノシシ(イノブタを含む)、チョウセンシマリス は虫類:ニホントカゲ 両生類:チョウセンスズガエル、トノサマガエル、トウキョウダルマガエル、アズマヒキガエル 昆虫類:クロマルハナバチ、オオマルハナバチ 昆虫以外の無脊椎動物:アメリカザリガニ 植物:フランスギク 以上の12種。今後の正式選定、第二次指定以降の動向が引きつづき注目される。

生物多様性原理主義、移入種排斥主義を唱える一部の極端な人から、ニジマスが指定外来種から外されたのは残念だ、という声が聞こえている。そういう方に問いたい。あなたの求める自然はなんですか。それはどこにありますか。あなたが求める自然の実現のために、社会は何を得て、何を失いますか。

●[ニジマスとはどんな魚か](本欄:2014年3月18日
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(本欄:2014年4月12日
●北海道にニジマスがいて誰が困るのか 「北海道外来種対策基本方針」(素案)パブコメ結果
(『フライの雑誌』第101号:2014年3月15日発行
●ニジマスについて考える:水産と遊漁を結ぶニジマスの重要性
(水産庁元釣人専門官櫻井政和:「ニジマスハンドブック」初出(林養魚場2007)/『フライの雑誌』第102号:2014年7月15日発行

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『フライの雑誌』第102号より
『フライの雑誌』第102号より

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