原発が停止すると、原発から出されていた大量の温廃水も止まる。
原子力発電所は、タービンを回す蒸気を、海からくみ上げた水で冷やします。暖められた海水は『温排水』として再び海に戻されます。原発からは最大で7度まで、周囲より高い温度の水を出すことが認められています。その量は、岩につかまらないとダイバーが流されてしまうほどだったということです。大量の温排水で海が温められたため、南方系の魚が冬も生き残っていたのです。
予想よりはるかに急激でしたね。南方系の生き物がたちどころにいなくなって、それで本来の若狭湾の生き物が戻ってきたということですね。
こういう事実がきちんと報道されるのは重要なこと。原発温廃水については『海と魚と原子力発電所』『これからどうなる海と大地 海の放射能に立ち向かう』(水口憲哉)がくわしい。
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