友人との電話

フライマンにとって9月はとても重要だ。渓流が禁漁になる前にどこかの川へ一緒に行こうと、友人と電話で話していた。あっちの川がいいか、こっちの川がいいか。お互いのカードを切り出してあれこれと検討するが決まらない。波長の合った釣り友達と交わすこういう会話は楽しいものだ。
話の途中でふと友人が、共通の知り合いの名前を出して「そういえばMさん最近どうしてるのかな」と言った。私はそれを聞いて言うまいと思ったのにすかさず反応してしまった。「Mさん最新号に書いてくれてるよ」。あ〜あ、である。友人「ごめん、ショップ行けてなくて近所の本屋には売ってなくて」。私「Amazonでも買えるようになったよ」。友人はいいやつなのでなんかおれ小っちぇ。
この商売って微妙につらいなと思うことがときどきある。