地方・小出版流通センターさんが『フライの雑誌』98号を紹介

フライの雑誌社の本を扱ってくださっている取次会社、地方・小出版流通センター(地方小)さんが『フライの雑誌』最新第98号を「近刊☆新刊案内」で紹介してくださいました。トップタイトルには大岡玲さん『文豪たちの釣旅』も掲載してくれています。

地域性が高かったり少部数のため、通常の大量流通ルートには乗りづらい出版物を、全国の読者に届けてくれる取次会社が地方・小出版流通センターさんです。その名のまんまですね。

日本の出版取次システムが大手寡占の旧態依然だから、書店には売らんかな主義で無個性な、判で押したような本ばかり並ぶんだと感じる方は、地方小さんのウェブサイトへどうぞ。一部のユニークな街の書店さんには地方小さんの専門棚があったりします。

高度情報化時代になればなるほど、出す人、売る人、読む人の気持ち次第で、面白い本にもっとたくさん出会えます。

地方・小出版流通センター

近刊☆新刊案内

フライフィッシングのある暮らし 季刊『フライの雑誌』第98号

特集1◎シマザキ・ワールド13 島崎憲司郎:マシュマロブーム、 北岡竿、この夏の収穫、ココロの舵
●震災と原発事故を経験した2012年の島崎憲司郎の全本気、全24ページの大特集。未発表シマザキフライズ多数、ご本人によるマシュマロピューパのタイイング解説も誌上初公開。

特集2◎日本釣り場論、漫画家いましろたかしロングインタビュー:〝話題のマンガ『原発幻魔大戦』─ 僕たちは永遠に釣りができるわけではない〟
●原発事故で人生が変わったと言いきる漫画家、いましろたかしさんへのロングインタビュー。「釣り人はもっと騒いで釣りに行けばいい。」と言ういましろ氏の言葉が胸を衝く。いましろたかしはどこへ行くのか。いましろマンガのファン必読!

その他、水口憲哉『淡水魚の放射能』その後、樋口明雄新作エッセイ、NHKラジオ深夜便で紹介された大岡玲『文豪たちの釣旅』プレビュー掲載〝立原正秋〟などなど。

待たせに待たせた発行一ヶ月遅れの『フライの雑誌』2012年冬号がいよいよ到着しました。

ISBN 978-4-939003-53-0
B5判 104ページ / 税込1,350円
2012年11月10日発行
発行元:(有)フライの雑誌社