夏はコレから。 Post:2015/7/292015/7/29 夏休みは終わらない。宿題は山積み。 編集部の窓ガラスに、毎日セミがガンガンぶつかってきます。 「ジジッ!ガシャガシャ!」とくるたびに、 一応「どうわっ!」とおどろくことになっています。 わりと面倒な夏です。 今週の様子を写真で紹介。 上州屋八王子店さんのタイイング・イベントへ。市村晃さん。『フライの雑誌』第84号の隣人のフライボックスへも登場していただいた。〝とにかくよく釣る〟系の釣り師。 高橋章さん。ウエット中心の市村さんの次に登場して、開口一番「さ、ではちっちゃいのを巻きましょうか。」とおっしゃったのが面白かった。そこらへんの呼吸は八王子店さんの狙い通りか。来客多数。37℃の猛暑の中、広い駐車場がほぼ満タンだった。 世界的な理美容鋏メーカー、ミズタニシザースさんのお仲間が、標高1300メートルの高地に集まって、超絶大宴会をひらくというので参加させていただいた。人も会話も食べものも素晴らしかった。ミズタニシザースさん謹製のフライタイイングシザース「kava」については本誌第100号の記事でも紹介した。ミズタニさんは今秋くらいから「kava」ユーザーを念頭においたサービスの新展開を考えておられるという。よいものほど「売っておしまい」ではない。一流メーカーのとるべき姿勢というものを教えられた。 おいしいものをたくさん食べたあとは、釣りがしたくなった。明るいイワナの谷へ。 わたしが行った先々でよく会う地元の子どもと、なぜかこんなところでも会った。夏休みでお父さんと遊びに来ているらしい。このあと彼は人生初のイワナを釣った。たまたまその瞬間をわたしは見ていた。 人生初のイワナを釣ったフライはマシュマロ・パラシュートアントの17番。わたしがあげた。こんな真夏の真っ昼間の炎天下によく釣れた。やっぱり夏はコレだな。 一方わたしも同じくマシュマロアントで、こういう方を3尾連続でゲット。君とは浅川で会いたかったよ。ところで、いまはまだだめだけど続けていればそのうちうまくなるだろうと思っていたのだが、30年やっても一向に上達しない。きっとわたしには渓流の釣り上がりの釣りが向いていないのだろう。そろそろ認める。遅かったな。 話題号。『フライの雑誌』第98号シマザキ・ワールド13 島崎憲司郎|マシュマロ特集SHIMAZAKI WORLD13。Marshmallow boom. オリジネーターの島崎憲司郎さんによるマシュマロ誕生秘話、マシュマロ・ピューパのタイイングのコツと写真解説、オポッサムのコラムも。最近のバックナンバーではクロスオーストリッチ特集の第90号と同じくらい、いちばん売れている号。text&photo by Kenshiro Shimazaki 特集◎シマザキ・ワールド14Shimazaki Flies 2014 Selectionタイイング・写真・文・イラスト 島崎憲司郎tying , photo , text & illust by Kenshiro Shimazaki初公開! 2014シマザキ・フライズからの選抜フライを全23ページ・オールカラーの大迫力で紹介します。「シマザキ式フェザントテイル・ニンフ タイイング大図解」は今号のための特別描きおろし5ページの永久保存版です。Marshmallow Mouse マシュマロパラアントは フライの雑誌 105(2015夏号): 特集 日本の渓流の「スタンダード・フライロッド」を考える。/隣人のフライボックス/60年目の養沢毛鉤専用釣り場 43人に聞いた渓流・本流用ベスト・フライパターン。全国のフライフィッシャーへアンケートを実施。渓流・本流で実際に信頼されているフライパターンを100本以上紹介します。釣り場でどんな風に使われているかの釣り人の生々しい声を大量に集めました。現代のホンネのフライパターンブックの決定版|フライの雑誌100号