4.25の記事で、桂川忍野地区の旧富士急ホテル跡地に「忍者温泉」(?)が新しくできたので、今までのポイント通称「ホテル前」は「温泉前」になるのかなと書いたが、温泉だったらもともと「忍野温泉」があるから紛らわしいかもね、というご指摘を片山さんからいただいた。なるほど、忍野温泉のポイントの方は個人的に「温泉裏」と呼んでいたが、たしかに「温泉前」と「温泉裏」ではややこしい。
忍野は日本のフライフィッシングでは最古参級の歴史のある釣り場だ。忍野に通っている釣り人は10年、20年選手ならポッと出、30年、40年通ってようやくつかまり立ちができるくらいと、言われている(言われていない)。
旧富士急ホテル跡地の「忍者温泉前」は、個人的に今までどおり「ホテル前」と呼ぶことにする。
そうすれば、さいきんの釣り人から、たとえば「ここにはホテルなんかないのに、なんでホテル前なんですか?」とか聞かれた時に、「フフフ、そうか。きみは知らないよね。むかしここには富士急ホテルと言う立派なホテルがあったのじゃ。」と、待ってましたとばかりにどうでもいいうんちくをかます、年くっためんどくさい魚紳さんみたいな態度をとれるかもしれない。
「東電の吊り橋」だってとっくになくなったのに、いまだに釣り人は「どこでライズあった?」「吊り橋んとこらへん。」とふつうに会話する。富士急ホテルがフィッシャーマンズテラスになってその後に忍者温泉になったって、富士急下がシーアンドエフ下になったって、川は流れている。
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昨日のオイカワ釣り。まいにちこんな小さな魚を釣って食べもしないで放すだけなのによく飽きないなあと自分で思うのだが、まいにち川と風と虫と魚の状況が違うし、それ以上に人間の気分はまいにち違うのだから、どれだけ釣っても飽きるということはないようだ。
今年は例年より10日ほど、季節のすすみが早い。もう夕方はドライフライのハイシーズンに突入している。ただ魚がまだ少し小さくて、水面のものを食べ慣れていないせいか、はりがかりがよくない。だからよけいにおもしろい。