多摩川氾濫とプライド青果その後

今朝の多摩川は大増水だった。昨日は野球少年が走り回っていた広い河川敷もすっかり川になってしまって、道路まであと50センチのところまで濁流が迫ってきていた。多摩川っぺりに住んで数年になるが、ここまで増水したのは2回目だ。水が引いた後、河川敷に取り残された巨コイやハヤの稚魚をバケツに拾い集めて川に戻さなければならないのが、前回同様ちょっと面倒だ。やつらはこっちの気持ちも知らずに水たまりの中を逃げまくるから、泥まみれにされてしまう。念のため、川沿いにある駐車場から車を高台へ移動した。
テレビの中では上流の橋げたのたもとにヘルメット姿の中継女性レポーターが立って、「東京は調布の多摩川が大変なことになっています!」と大げさに声を張り上げている。大変なことになっているはずの多摩川は、たしかにちょいと増水しているとは言っても、要はいつもと同じくそこを流れているだけである。ふだん川を見ない人にとっては、川に水が流れているだけで脅威なんだろう。それにしても龍円という姓に愛梨なんてすごい名前をつけた親の気持ちははかりしれない。と思っているうちにみるみる川の水が引いてきた。
プライド青果のリニューアルが終わった。今日から営業している。駅への通りすがりにちょっと店をのぞいてみたが、いったいどこをリニューアルしたのかさっぱり分からない。おじさんは前となんら変わらずやっぱり無愛想に店先へ突っ立っていた。