芥川賞作家の大岡玲さんが先週8日の釣りビジョン番組「五畳半の狼」に出演。〝文豪と釣り〟のテーマで語られたなかで、フライの雑誌社発行『小説家の開高さん』(渡辺裕一著)を朗読して紹介してくださった。
開高さんといっしょに英国を旅した渡辺裕一さんが、釣り師としての開高さんをズバリと評した一節だ。ごくシンプルだがなかなか言えないそのフレーズが大岡さんの印象にも残ったのだろう。
当夜の大岡さんの言葉。「開高さんは最後にかならず釣った。開高さんには文章の神様がついていた。その文章に魚をとどめたいという気持ちが、魚の神様を呼んだんだという気がしてならないんです」。『日本三文オペラ』の話題でも盛り上がっていた。
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フライの雑誌社から近刊予定の大岡さんの自著『文豪たちの釣旅』についても、番組中で大々的にPRしてくださった。「単行本化するにあたり、いま筆を入れています。あと三ヶ月後くらいに出ると思います」と大岡さんはおっしゃっていた。
え、三ヶ月後だったんですか・・・?
※追記 もうすこし早くなりそうです。

