大岡玲さんの連載「日本語は、頑固なダブルデッカー」(五)

たとえば、夏目漱石が作品に当て字(借字の一種だ)を多用したこと、いまだに「珈琲」だの「咖喱」だのといった文字を喫茶店やカレー屋の店名にすること、あるいはかつて暴走族の諸氏が「夜露死苦(よろしく)」という挨拶文字を至るところに書きなぐったことなどなど、その証左は枚挙に暇いとまがない。

本誌100号にも寄稿してくださった大岡玲さんの連載「日本語は、頑固なダブルデッカー」の最新第五回がアップされています。

ダブルデッカーとは二階建てバスのこと。ぜひ第一回からどうぞ

夜露死苦。

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『文豪たちの釣旅』(大岡玲著)
文豪たちの釣旅』(大岡玲著)