昨日は早朝から奥多摩川の解禁日を取材。当日の朝にバケツ放流された養殖魚を寄ってたかってキープする殺気だった釣り人の群れも、それはそれでひとつの東京の川の絵なのかとふと思いました。奥多摩の川はこの20年でずいぶん変わりました。石が流され砂利がたまって全川が浅くなり、お皿のようになった川に通うのは成魚放流目当ての釣り人ばかりです。イブニングライズを待っていた沢井の大淵は埋まってしまってもうありません。奥多摩のこれまでといまを直視した上でこれからは、通いたくなる釣り場としての奥多摩の、新しい現実的な未来像を考えたくなりました。