季刊『釣道楽』の代行販売を始めました。

小社発行の季刊『フライの雑誌』に広告を出してくださっている、北海道発信の季刊誌『釣道楽』(株式会社碧風舎発行)。〝北海道の釣り&野遊び道楽誌〟がキャッチコピーだ。

北海道の自然のなかでのアウトドアの楽しみを提案する貴重な保存版ムックシリーズとして出発した『釣道楽』も、すでに創刊から2年を過ぎた。

誌面を開くと、北海道ならではのばかでかい本流での怪獣のようなイトウ釣りや、はてがないほど大きな湖でのマス釣り、北海道の土地と文化と自然を愛する人々の熱すぎる物語など、間違いなく『釣道楽』でしか読めない記事ばかりだ。北海道内のみならず内地(北海道以外)のアウトドア好きにも、次第に定番誌として認知されてきたようだ。

さて、このような立派な雑誌を出している版元の碧風舎さんであるが、公式ウェブサイトがいまだにない。私は何回となく、今の時代にウェブサイトがないことの不利を、この2年以上というもの『釣道楽』の編集発行人に繰り返し繰り返し伝えてきた。こんな具合だ。早くサイトを作りなさいよと言ってさんざん情報も教えているのに、「ん〜わかってるんだ〜。」と言うばかりで2年が過ぎた。正直いいかげんにしてほしい。

現在も「碧風舎 雑誌」でググると、なぜかフライの雑誌社のウェブサイトがトップに表示される。じつはこの2年以上というもの、『釣道楽』への全国の書店さんからの問い合せや注文は、かなりの割合で我がフライの雑誌社が受けてきた。

『釣道楽』は友人が心をこめてつくっているすばらしい内容の本である。しかしながらもちろんフライの雑誌社の本ではない。だから電話の向こうの書店さんに、「御社の『釣道楽』を欲しいんですが」と言われるとき、私のこころには逃れられない葛藤がある。「買ってもらってよかったね」という友人としての思いと、「なんで『フライの雑誌』じゃないんだよ」というダークサイドな私と。

というわけで、いつまでたっても碧風舎のサイトが立ち上がらないようだから、本日よりフライの雑誌社ネットショップで『釣道楽』を扱うことにした。一昨日、碧風舎の発行人S氏に電話して半分脅してそうさせた。ちなみにS氏は体重100キロの巨漢で山ででくわすとヒグマの方から逃げ出すらしい。

『釣道楽』はこんな時代に本当にめずらしい良心的な雑誌である。販路が少ない、知られていない、サイトがないという理由で、こんなによい本を世の中へお届けできないのは、たいへんくやしい。

創刊号からいまのことろ第8号までを、フライの雑誌社ネットショップのカテゴリ「季刊『釣道楽』」にラインナップした。昨夜一晩かかって私がアップした。

小社としては送料だけをいただくボランティアであるが、責任を持って発送させていただきます。

どうぞ『釣道楽』をよろしくお願いします。 ※『フライの雑誌』も。

フライの雑誌社ネットショップから