『フライの雑誌』第75号の「日本釣り場論」でとり上げた北海道の屈斜路湖で、地元自治体の弟子屈町が来年度の予算に「屈斜路湖遊魚振興事業」を計上したことが分かった。弟子屈町役場に取材したところ、「ニジマス放流、遊魚振興協議会開催、遊魚パンフレット印刷、屈斜路湖遊魚巡視の実施、内水面等協議」事業として、2,826,000円の新規事業予算を組んだとのこと。公共事業費削減の流れの中で新規事業が計上されるとあって、町のPRも力が入っているようだ。プレスリリースだけでは実態が分からないので、担当者の方にあれこれと突っ込んで伺った。
第75号の記事には読者からたくさんの意見をいただいた(その一部を第76号の読者通信欄に掲載した)。ほぼ全国に唯一と言っていい貴重な釣り場環境を持つ屈斜路湖が、他地域の真似ではない屈斜路湖ならではの、魅力的な夢のある未来を開拓することを、多くの釣り人は期待していると言っていいと思う。今後の様子を注視したい。