気仙川の津付ダムを中止と、岩手県が発表した。
今朝「めぐみ豊かな気仙川と広田湾を守る地域住民の会」の知り合いが教えてくれて、素晴らしいと喜んだが、よく考えれば、よく考えなくとも、両手ひろげて喜べる情況ではぜんぜんなかった。
しかしそれでも、川に寄り添って生きてきた人々の暮らしと生物の未来を奪うダムが止まったのは現実だ。これが先例となって、問題のある各地のダム計画が順次とりやめになっていく可能性もある。
動き出した怪物が止まるにはなにかしらの理由付けが必要だ。まったくダムどころじゃないだろうに。
>「桜鱒の棲む気仙川トーク」陸前高田市2010年6月9日