ティムコさんがfacebookに島崎憲司郎さんのマシュマロ・フロッグの写真を載せて話題になっているようです。なので小社もとっておきのカットを蔵出ししようと思います。
これらは2月11日のFly Fishing Fan Meeting 2014の後に、島崎憲司郎さんがアメリカの先鋭的フライタイヤーBrian Schmidtさんから頼まれた『水生昆虫アルバム』3冊に、冗談半分でオマケにタイイングして送ったマシュマロ・キールフロッグ(TMC8089 #6 #10)。
よく見ると、5つのマシュマロ構造が合体して1匹のカエルになっていることがわかります。#6でも2グラム以下、フロータントが良く効く柔らかい構造、タイイングもごくシンプルという、まさにマシュマロ・スタイルの真骨頂。
この他に、レッグをシリコンレッグとソフトヘアのハイブリットにしてリトリーブ時の足蹴りアクションのリアルな波動を出すデザインや、ダイビング・フロッグのパターン、北海道や九州などからリクエストされているセミやハチやメガビートルなどの試作フライも、インセクトラウトスタジオで日々増殖中との噂。これだからシマザキフライには目が離せません。
一貫してオリジナルを追求し続ける島崎憲司郎の独創性恐るべし。
「マシュマロ・パターン」のルーツとタイイングは本誌第98号の特集「シマザキ・ワールド13をご覧ください。
『フライの雑誌』次号第102号は「シマザキ・フライズ」特集です!
※ちなみにブライアンさんによると『水生昆虫アルバム』は「日本語が全然読めなくても写真や図だけで充分楽しめる!」とのこと。すべての写真とイラストを島崎憲司郎さんが手がけているのが『水生昆虫アルバム』の価値をいっそう高めています。