『フライの雑誌』の第120号で
〈地元新発見〉という特集を組んだ。
いつもの視線と視点を少しだけ変えてみると、通い慣れた身近な釣り場も新しい魅力を放つかもしれませんよ、という趣旨だった。今春からの疫病流行を意識していた。
でも考えてみれば、釣り人はいつも川の中から社会を見上げている。
川の中から見あげるだけで、世の中の色合いは違って見える。
世界じゅうを巻き込んで恐ろしい猛威を奮っているパンデミックとやらも、釣り人の目線に映るそのあり様は、世間様のそれとは少し違っているような気がする。
なんだかんだ言って釣りに行く。
真っ昼間からオイカワのフライフィッシング。ぷりぷりのイケメンを1時間で20匹以上。24番クロスオーストリッチ改。もう秋の釣り。
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微妙なエッセイ62篇収録
各界から微妙な評価
価格も微妙な電子版
> 葛西善蔵と釣りがしたい
B6判 184ページ/本体1,500円+税
> 電子版: 本体400円
STORES ストアーズ
フライの雑誌社では、ここに来て日々の出荷数が増えています。「フライの雑誌」のバックナンバーが号数指名で売れるのはうれしいです。時間が経っても古びる内容じゃないと認めていただいた気がします。そしてもちろん単行本も。
島崎憲司郎さんの『水生昆虫アルバム A FLY FISHER’S VIEW』は各所で絶賛されてきた超ロングセラーの古典です。このところ突出して出荷数が伸びています。