地味なキリン見てなごんでコイ釣ってチップスターをゲット。

060 隣人のフライボックス87
遠藤早都治さんのフライボックス
・本誌の名物連載「隣人のフライボックス」。じつはこのコーナーへ登場してくださる方への依頼は、フライボックスの中身よりもその方の人柄が優先されます。だもので、載せたあとで、失敗したナ、と思ったことも何度かあります。…というのは半分冗談(半分だけね)。今回登場してくださったのは、横浜でフライショップ〈なごみ〉を開いて一年たったばかりの遠藤早都治さん。「一緒に釣りに行きたいなあ」と心から思える方の一人です。そのくそまじめな人柄には多くの方が太鼓判を押します。フライボックスの中身もとっても魅力的でした。フライボックスは持ち主の人となりを表します。こわいですね。

上は〈『フライの雑誌』第94号の読み方〉からの抜粋。

第96号を出し終えてホッと一息ついたので、横浜動物園ズーラシア(第72号のふざけた企画「動物園で拾った毛でフライを巻こう」でも登場)と、第94号の「隣人のフライボックス」に出てくれた遠藤さんがやっている横浜のフライフィッシングショップなごみに行ってきました。まだ寒かった先々週のことです。ついでに近所の釣り堀で釣りもしてきたよ。ざっと写真で紹介。

世界最大のネズミ、カピバラ。浦安で踊ってるのはこいつの友だち。

有名なオカピはキリンの仲間。20世紀になってから「発見」された。奥に立ってるんですが分かりますか。こりゃ目立たないわけだ。地味としかいいようがない。

なごみ店主の遠藤さん。高齢化が著しいフライ業界では若手。それにしても「なごみ」とはいい名前をつけたもの。自分を分かってらっしゃる。

おそらく日本一床面積の小さい店内にマテリアルがびっちり。タイイングは頼めばいつでも教えてくれるそう。近所の子どもが店内をうろちょろ。

ちょうどいらしたお客さんと釣り話に花が咲く。店内には釣り場の情報がどっさり。釣り具屋さんはこうでなくっちゃ。ところで「桂川40匹くらい」って何。

開店して1年、いちばんの売りはフライフィッシング初心者さんへのフルサポート態勢。フライフィッシングはなにかとややこしい。なごみ系店主がいっしょになって悩んで遊んで楽しんでる様子。評判いいです。

そそられる魚の写真がたくさん。あ、わが社の単行本もあるよ。

なごみ店主に教えてもらった「やま喜フィッシングセンター」でコイ釣り。お店から10分。

びっくりするくらいきれいなコイがけっこうたくさん釣れました。

ここは昔懐かしい「点数制」つりぼりで、釣り終えた後に計量してもらって、みごとチップスターをゲット。どや! おれを誰だと思ってるんだ。ワハハハハ。たいへん気分よく家路に着きました。