東京海洋大学へ行き、新刊『桜鱒の棲む川 ─サクラマスよ、故郷の川をのぼれ!』発行を記念して、著者の水口憲哉氏のインタビューを収録した。サクラマスとの著者の忘れ得ぬ出会いから始まってその不思議な魅力を語り、返す刀でダム問題へ鋭く言及する内容だ。
あまりに面白くタイムリーなので、次号『フライの雑誌』に加えて、このフライの雑誌社webにも一部を掲載することにした。ご期待ください。
東京海洋大はいま八重桜が盛りを迎えている。本が山積みになった研究室を飛び出て、今日は満開の桜の花の下でのインタビューとなった。
「私が今までに書いた本の中で、もっとも気持ちが入った本です」
と水口氏はおっしゃってくださった。編集者にとってもなんという気持ちのよい日だったことか。