新連載〈現代アメリカのバンブーロッド事情〉

『アメリカの竹職人たち』が出版されてから早10年。あの本で紹介されたバンブーロッド・ビルダーの皆さんは、現在どうされているのでしょうか。現代アメリカのバンブーロッド事情を記すにあたり、まず始めに2010年現在の彼らの状況を紹介したいと思います。
ゲーリー・ハウエルズは残念ながらお亡くなりになられました。機材やテーパーはロバート・K・ボルトに継承されています。第二次世界大戦では海軍にいたジム・シャーフも相当のご高齢で既にリタイヤされました。彼はライル・ディッカーソン氏のミリングマシンを引継いだことで知られていますが、その機械は後継者のジョン・ピカードの手に移っています。レナードで活躍したロン・キューシー、ウォルト・カーペンターともまだ現役ですが、製作本数は…。 

その他サマーズ、アロナー、ブラケット、ウジニッキ、ブランディン、クラークらの2010年現在の様子。アメリカのバンブーロッド界にここ10年で起きた大きな革命とその影響とは。などなど。

次号『フライの雑誌』第90号から新連載〈現代アメリカのバンブーロッド事情〉が始まります。

『フライの雑誌』次号90号より
版元品切れ