町田にあるアメリカ生まれの大型倉庫マーケットへ行った。前から気になってはいたのだが今回が初めて。入店時、入念に個人情報をチェックされた。たかがお買いものするのに免許証の提示を要求されるとは気持ちよくない。
天井高20Mはあろうかという倉庫にラダーで品物がうずたかく積まれ、ラダーそのものも売ってる。そんなの誰が買うんだ。お目当てのひとつアウトドアコーナーは、見たことのないアメリカもんが面白かった。しかし直径8Mのゴム製プールを「4980円」、全長5Mのカヌーを「29800円」で安いでしょと言われても、一般市民はどこに置けばいいのだ。LOGOSシリーズも扱っていたが価格は純正店とあまり変わらない。もうひとつのお目当て、食料品コーナーは「DELI」「MEAT」などともろアメリカンに表示されている。「SEAFOOD」コーナーにはアジとサンマが山積み。けっきょく、箱入りココアを買っただけで退店。畳より大きいカートがさびしそうである。店内のスナックコーナーでホットドッグとピザと、よく分からない似たような味のスナックを買って食べた。毎日食べたら舌がばかになりそう。
「安いわよ」「ほんとにね」とか言いながら大勢の日本人がアメリカ仕込みの大量消費文化を疑いもなく喜んでいた。働いている人たちの顔はバリバリ日本人だが胸からぶら下げてる名札は英語で立ち居振る舞いもどことなくアメリカンっぽい。こりゃ日本が「アメリカ牛肉食べません」なんて言ったら生意気言うなと怒られて当然である。GHQ以来この国はずっとアメリカの植民地だった。私はノンポリだが今日の気分は反米愛国。がんばれ仙川商店街。