こんな真夏にはフライフィッシングでどこへ行けばいいのか、東京のひとは困っちゃうわけですが、忍野は毎年の定番です。
桂川忍野地区は、去年の秋、まれにみる大増水で壊滅的な被害を受けました。なにせ金田一の橋が流されちゃったのだからびっくり。川底を覆っていた藻が場所によってはきれいさっぱり洗われてしまい、全体に砂がたまっていて、しかも魚が明らかに少ない。今年の解禁当初はちょっとがっかりだったひとも多かったようです。
それで久しぶりに出かけてみた昨日の忍野は、やっぱりいつもの真夏の忍野でした。炎天下、木の下にテレストリアル系を放り込めば、どこかに隠れていたニジマスが横っ飛びでくいついてきました。イブニングにはちらほらハッチもライズもありました。
一時期の釣り堀そのもののような極端な放流量ではありませんが、釣りを楽しむには充分な魚の数でした。藻もだいぶ回復してきたと言っていいと思います。
自然の力はやはり偉大です。
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月刊『Flyfisher』誌さんの最新9月号のDVD〈in Action〉のトップはまさに達人による忍野ネタ。釣りの参考にはばっちりです。8歳児がこの〈in Action〉を見ながら「このひとゼロワンの大谷に似てるねえ。」と言うので、「えー。どこらへんが? 髪型かぁ。」なんていう会話をしてほのぼのしたり。
〈in Action〉担当のつり人社の滝さんが協力してくれた『フライの雑誌』第89号の「特集◎面白い釣り動画の作り方」は評判よかった。動画もたのしいですね。
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