樋口明雄さんの大馬賊小説完結編『竜虎(ロンフー)』が双葉社から。

第27回日本冒険小説協会大賞および第12回大藪春彦賞を『約束の森』で受賞した作家、樋口明雄さんの最新刊です。血湧き肉躍る大馬賊小説三部作の完結編、『竜虎(ロンフー)』がいよいよ登場。かわいくて優しくて激強い娘さんが、動乱期の大陸を舞台に八面六臂の大活躍をみせてくれます。このカッコいいカバーを見よ。

樋口さんは家族とともに山梨県北杜市の南アルプス麓のログハウスに暮らしています。双葉社さんから届いたこのカバーデザインを見てうれしくなってお酒を飲んで、ログハウスの中でおもしろい踊りを踊っているらしい。本格ハードボイルド小説でならしている人なのに。でも樋口さんの喜びはよくわかる。

前2作『頭弾』『狼叫』もオススメしたい。大陸を駆ける少女のモーゼルが、混迷の21世紀を切り裂きます。

樋口明雄さんは『フライの雑誌』最新96号〈山のインタビュー〉に「自分の仕事を武器にしたい。」というタイトルで登場。震災後の社会へ骨太のメッセージを発信しています。山暮らしの爆笑エッセイ集は『目の前にシカの鼻息』で。

樋口明雄の山暮らしエッセイ集『目の前にシカの鼻息』