樋口明雄さんの新刊『ハルカの空』特別付録に小誌掲載作が小冊子で

「あの…えっと、それってかなり本格的なんですけど、ずいぶんと馴れてらっしゃるんですね」
「こいつがないと、釣りに来た気がしなくて」
彼は照れ笑いを見せ、ペーパードリップにためた豆の粉に湯を垂らし始めた。

この会話に読み覚えのある読者もいらっしゃると思います。樋口明雄さんの「夏のおわりに 『天空の犬』外伝」の一節、『フライの雑誌』第100号記念号に掲載したものです。読者カードでの反響も上々でした。

このたび、徳間書店から出た樋口さんの単行本新刊『ハルカの空』に、この「夏のおわりに」が小冊子となって、特別付録でついてきます。

〈『フライの雑誌』第100号/2013年夏秋号〉の初出誌キャプションも巻末にしっかりと。樋口作品を応援している書店チェーン、文教堂さんの店舗限定で配布されています。

『天空の犬』『ハルカの空』の装丁画は、小誌にもたびたび登場してくれているフライフィッシャーのイラストレーター、つがおか一孝さんの作品です。

樋口明雄『ハルカの空』特別付録12ページ
樋口明雄『ハルカの空』特別付録12ページ
特別付録 巻末の初出キャプション。
巻末の初出誌キャプション
小冊子表紙写真の渓流は、樋口さんがお住まいの南アルプス山麓から流れだしている、樋口さんのいつもの釣り場とのことです。『目の前にシカの鼻息』にも出てきます。きれいな魚が釣れるそうですよ。
小冊子表紙写真の渓流は、樋口さんがお住まいの南アルプス山麓を流れている、樋口さんのいつもの釣り場とのことです。『目の前にシカの鼻息』にも出てきます。きれいな魚が釣れるそうですよ。
ハルカの空 南アルプス山岳救助隊K-9 樋口明雄/著
ハルカの空
南アルプス山岳救助隊K-9
樋口明雄/著
天空の犬 南アルプス山岳救助隊K-9 樋口明雄/著
天空の犬
南アルプス山岳救助隊K-9
樋口明雄/著
『フライの雑誌』第100号記念号
『フライの雑誌』第100号記念号
目の前にシカの鼻息 樋口明雄著 アウトドアエッセイ
目の前にシカの鼻息 樋口明雄著 アウトドアエッセイ