気分転換が必要です

まじめにやっているつもりだけど、結果的に前へ進まないでだらだらしてたら、高くて大きくてぶ厚い壁にぶつかって、「ここは気分転換が必要でしょう。」と釣りに出かける。

山はいいなあ。渓流はいいねえ。いい気分転換になった。

釣りから帰ってきたら、本調子が出るまで助走が必要だよねとだらだらして、ろくに進まないうちに、もっと大きな壁にぶつかる。

「ここは気分転換が必要でしょう。」

オイオイ。

夏休みの宿題はなんだかんだと理由をつけて、最終週のぎりぎりまで温存し、内心死ぬほど焦ってるくせに、「期は熟した。そろそろ本気出すか。」とかつぶやく小学生だった、わたしは。あれから20年がすぎたがあまり進歩ない。というより、なんにも変わってないおっさんの自分がむしろいとおしい。

猪木「お前はなんに怒ってるんだ。」

健想「ぼくは自分の明るいみらみら、未来が見えません。」

猪木「見つけろ、てめえで。」

だらだらしているあいだにも、人生の砂時計は刻一刻と、ためらうことなく小さな砂を落とし続けているのであった。なんか最近、穴大きくなってない?

そろそろ本気出すか。

そんなこんなしているあいだに、書店取次の地方・小出版流通センターさんから、単行本『新装版水生昆虫アルバム』、『朝日のあたる川』、『葛西善蔵と釣りがしたい』、『フライの雑誌』バックナンバー第98号(マシュマロ特集)、第99号(はじめてのフライロッド)の大量注文をいただいた。

やっぱり注文もらうのが、いちばんやる気が出る。

受注は万病の良薬です。

(病じゃないって)

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