
この冬から春にかけて、小学校の前の浅川土手にはオレンジの柵が張り巡らされて「自然にやさしい河川工事」といった土建言葉の踊る看板が林立していた。
あの工事が自然にやさしいわけがない。大人はうそつきだと子どもに教えているようなものだ。
去年の秋にはハヤが群れていた同じ場所が、いまはこんな感じだ。
人間はバカだ。まったく。

近所の子ども2名を連れて浅川の少し上流へ生き物を獲りに行った。
おい、そんなところにはなんもいないよ。もっと深場だ。

有史以来、自然のなかの生き物を自分の都合で、右へ持っていったり左へ持っていったりして暮らしてきたのが人間だ。
うちの池へようこそ。