生きてる内にいい釣りしたいので、原発も東京五輪もリニアモーターカーもいらない。歳とるごとに、釣りにいらないものばかり世の中に増えるのは、いったいなぜなのでしょう。
次号111号編集、あと7日で何もかもおさめなきゃいけない。お台所を一歩もでないで、何かコトコト煮込んでる鍋を、ずっと覗き込んでいたい心境。煮込み終えたら、なにもかも放り出して一人で釣りに行くんだ。
ぬぐいきれない嫌な記憶とか、直面している困難な現実も、魚釣りをしてれば、いっときは一切合切すべて霧散する。それはたしかに釣りの効用だけれども、それ以上の弊害であるかもしれない。
なんて今さらながら気づくのが、わたしの人生遅すぎた。
むうー。