福島県内のアユ釣りはどうなっているのか(7.4)

阿武隈川で、福島市内の信夫ダムより下流域のみが、制限地域となっている理由について、福島県水産課へきいた。対応してくださったのは水産課藤田さん。

◯福島市内へは天然もののアユが大量に遡上してきている。信夫ダムでそれらの天然遡上ものは実質的に遡上を阻害されている。信夫ダムより上流の郡山市内でアユが種苗放流が行われてる場所が一カ所あり、そこで放射能数値を測定したところ、暫定基準値を下回った。
◯採捕・出荷の規制は信夫ダムの上流・下流で分けることが妥当だろうという結論だ。今後見直していく可能性はあるが、すでに管轄の阿武隈川漁協では全川でアユ釣りの解禁を見送っている。
◯淡水魚に関しては放射能汚染は少ないだろうと専門家の先生も当初は言っていた。念のためにやっておこうかと、最初に調べたのが桧原湖のワカサギで、あのように高い汚染数値が出てしまった。なにかの間違いだろうと思った。
◯放射能は目に見えないが、測ればどうしようもなく数字にあらわれる。たいへんなことになってしまっている。

今後も一週間に一度のペースで、放射能数値を測定する。測定対象の水産物は拡大する予定がある、とのこと。

福島県内における淡水魚(養殖魚を除く)の採捕の自粛を要請した地域(福島県庁より発令分)