私は地球温暖化防止を語らない

先週末は東山湖へ。帰り際にホシスズキのいいのをもらった(釣ったではない)。家に戻ってから深夜の料理大会。ハーブソルトとバター、小麦粉だけのシンプルな仕上げが素晴らしかった。
翌日から群馬-長野出張へ。『フライの雑誌』77号へ投稿してくれたアンクルサムさんへ立ち寄ると、記事中に登場した<ホワイト君>絡みで面白い後日談を教えてくれた。昼食はせっかくなのでレストラン・サミーをおとなう。人生あと何回のゴハンを食べられるか分からないと山田風太郎先生は言っていたわけだが、今日は納得のいく昼食だった。
軽井沢-佐久を経て信州中野に宿をとる。やはり77号の「日本釣り場論」に出ていた北長野の川がお目当てだ。この川は17ねんぶり。人工物のまったく目に入らないブナ林の渓流で、黄金色したイワナが釣れる。
朝、山に深々と入ってしまってから、今日の食物を仕入れておくのを忘れたことに気付いた。釣りに行く前、一般に釣り人の思考能力は通常の10分の1以下に減退する。よくある「あ、リール忘れた! ウエーダー忘れた!」といった信じられない大ポカもそのせいである。これから釣りするぞという高揚感による影響と思われるが、対処法はまだない。
ふときがつくと、朝6時から夕方6時まで沢水だけ飲んでぶっ続けで釣りしていた。おれやっぱり釣りが好きなんだなと思った。
翌日から通常業務なので上信越道から中央道へと車を飛ばし深夜に帰京。私は地球温暖化防止を語らない。