本誌第101号記念号に「竿という余分なもの」を寄せてくださった大岡玲さんの最新エッセイ「『国語』入試の作り方」第五回はこちらで読めます。
おもえば、釣り人なんぞは傍目からは、市井の競争や勝ち負けとはわたしら関係ないもんね、という風情で糸を垂らしているように見えるかもしれません。でもその心中、となりの釣り人の竿の曲がりは気になる気になる気になる気になる、まったくもってせち辛いものでございます。
大岡さんの単行本、『文豪たちの釣旅』もぜひどうぞ。
日本の文豪14人が描いた釣りと旅とその作品世界
「きちんと努力していけばきっと事態は好転する。
少しはましな明日がやってくる」(本文より)