竿は持つべき人のもとへ自ら歩いていくのです。

フライの雑誌(97号)に天龍の塩澤会長が出ている。日本を代表するバンブーロッドビルダー、羽舟さんと一緒だ。本文を読んで驚く。1年半前にロッドをオーダーしていたというのだ。ちょうど会長が80歳のときである。…日本の釣竿製造をけん引してきた第一人者であるのにまだ竿が欲しいんですか!とあきれてしまった。

大阪のルアー関連メーカーさんが『フライの雑誌』最新第97号紹介してくれました

じつはその1年半前のオーダーを仲介したのはワタシだったりします。

そのときワタシも内心、〝会長、まだ竿が欲しいんですか!〟と。 ( ´∀`)

でも第97号で記事にしたその桐生行きのときに、つくづく思いました。

竿は持つべき人のもとへ自ら歩いていくのです。

『フライの雑誌』第97号〈82歳の同級生〉より。