13日は、日野→立川→新宿→京橋→八丁堀→浜町→新宿→高円寺→阿佐谷コース。いつもオイカワ釣るだけじゃなくて、たまには竿を捨てて街へ出よう。
高円寺ペリカン時代さんのカウンターで『これからの本屋』(書肆汽水域)を手にして、その場で読み込む。こういう面白い本をペリカンさんに寄った今日まで知らなかったのだもの、わたしの情報収集能力も残念なレベルにある。
ぜったい買うが、買うんならお気に入りの本屋さんで買う。ネットで買うより、人間から買いたい。本との出会いと入手の思い出まで込みで楽しめる、そういう本。
この日は他にも色々と予想外の出会いがあって、楽しいつながりもできて、あたらしい仕事も進んだ。おっさんも歩けば棒にあたる。
高円寺のあとは吐夢行き。あとは電車乗り過ごさないでお家に帰れれば完ぺきな一日だなー。とか思いながら中央線にガタゴト揺られていたら、なぜか東青梅で目が覚めた。
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14日は、秩父で七輪会。いつものメンバー、いつもの川。秩父のモツ2㎏とか北野の豚バラとか稚内のカニとか、美味しいものをたらふく食べた後、『フライの雑誌』次号109号用の座談会を収録した。いわば身内でページ作るようなものだが、うちの身内は見事にヘンタイさんが揃っている。げらげらとお腹を抱えながらのぶっとんだ座談会になった。次号が楽しみ。
今日は近所の厨坊を2名連れて来た。何回も七輪会に参加して、さいきんは妙に釣りに対して自信過剰になっている生意気な方の子が夕方、「初めてボウズだった…」とのことで、唇をへの字に曲げている。
この子は、だんだんフライフィッシングに慣れてきて、さいきんはこれまでの経験から得た自分なりの工夫を、釣りに取り入れているらしい。しかし、経験が浅いから半端に工夫すればするほど基本からズレてしまって、結果うまくいかない。釣りに限らず、この子にとって今はそういう季節なのかもしれない。
大人になる過程で失敗を経験することは大切だというが、釣りなんかしてれば人生は失敗と挫折の連続だ。
いろいろがんばれ。